NST・BSN・TeNY・UXの新潟県の民放4局のアナウンサーを対象に、防災報道に関する勉強会「第1回新潟アナウンサー防災勉強会」が7月13日にNSTで開催された。夕方ニュース担当アナ、気象予報士も参加できるように夜に、新型ウイルス禍も過ぎリアル開催だった。
2004年の7・13水害発生から19年に当たるこの日、県民の命を守る使命のあるTVメディアにあって、最前線で、またはスタジオで正確な情報や避難の呼びかけなどをどう表現して、どう言葉をつなぐのかが、アナウンサーに求められている。そこには系列の壁はない。開催にあたって、4局のアナウンス責任者が準備を進めて実現した手作りの勉強会。ゲストに新潟地方気象台から防災気象官ら4名、国交省北陸地方整備局から水災害対策センター長含む2名を招き、参加したおよそ40人のアナウンサーを前にモニター画面に映した資料をもとにわかりやすく、解説してもらった。
新潟地方気象台の解説パートでは、大雨の恐れがある際に発表する各種情報の見方について、放送原稿例を交えて解説。参加したアナウンサーはメモを取るなどして学んだ。無事に開催できてほっとした今回の取り組み。系列の枠を越えたこのような勉強会が開催されるのは、全国的にも珍しいという。第2回の開催も、4局のアナウンス責任者で検討している。参加したアナの感想などは、こちらの「アナウンサーブログ」で紹介する予定。