知的障害がある人が日頃のスポーツトレーニングの成果を発表する
「スペシャルオリンピックス」が県内で初めて開かれました。
大会に出場したフィギュアスケート県代表
齋藤舜さんは銅メダルを受賞しました!
舜さんは小学校入学前に知的障害であると診断され、
中学校の時にはいじめを受け不登校になったこともあったそうです。
そして江南高等特別支援学校を卒業し、
去年4月からソフトウェア開発が専門の会社で働いています。
働きながら週に1回
柏崎市で早朝練習を重ね、ぐんぐん成長!
フィギュアスケートを本格的にはじめてから
約1年半で代表選手に選ばれ
今回3位入賞となったのですからその頑張りには驚かされます。
それまでには、舜さんの沢山の努力がありました。
コーチの渡辺匡さんから
指の先までしっかりと伸ばすよう何度も注意を受けたり
演技直前の公式練習で向きを間違え滑りはじめたりしたことも…。
多くの失敗を経験しました。
フリースタイルプログラムに
「自信が無い人に明日があるから頑張って、若い僕には夢がある」
という強い思いを込め、坂本九さんの『明日があるさ』を選曲。
その言葉通り、本番では失敗を克服し、会場中を沸かせました。
そんな舜さんの姿に父・晃さんは
「これまでこんなに積極的になったスポーツはない。
最初は絶対に演技なんて出来ないと思っていた」と話しています。
プレッシャーにも打ち勝ち
これまでの成果を「大舞台」で披露。
その舜さんの姿は
何度か取材させて貰った私自身、感動してばかりでした。
大会が終わった現在。
私は通勤中によく『明日があるさ』を聞くのですが
舜さんの演技や笑顔を思い出します。
失敗して落ち込むこともありますが、舜さんの言葉通り
「明日も頑張ろう」という気持ちになります。
舜さん、本当に銅メダル受賞おめでとうございます!